新機軸のタバコ『iQOS』とは?

今回は、タバコ会社のフィリップモリス社(マルボロやラーク)の新商品「iQOS」について、ご紹介します。

「過熱式タバコ」とも言われるこの商品は、喫煙の際に煙が出ない(受動喫煙の防止)、部屋を汚すヤニや服につく臭いを防ぐ、タールを含まないのが特徴です。

喫煙者と非喫煙者の間に起こるトラブルや争点を解消しようというのが目的なんですね。

こちらは2014年から日本の一部の都市部(東京・大阪・名古屋など大都市)で販売されておりました。
2015年からは、コンビニなどでも取り扱っております。
そして、2016年より本格的に全国展開がはじまるそうです。

果たして、どんな商品なのか?
実際に使用してみた感想を踏まえて、ご説明します。

『どんな商品なの?』

まず、いくつかの部品に分かれています。

・喫煙具となる『iQOS』。

太い油性ペン……よりも少し大きいかなというくらいのサイズです。
こちらにタバコ型のカートリッジを挿入し、喫煙します。
吸い口以外は、完全に本体に内蔵されることになりますので、先っぽから煙が出たりはしません。

口から吐き出す煙は多少出ますが、タールは含まれていませんので、問題はないでしょう。

・『iQOS』の充電器。

iQOSは充電式で、一回ごとに短時間の充電が必要です。
そのたびに、充電器に入れる必要があるんですね。

このあたりが面倒ではあります。

充電器側は、約20回の充電が可能です。実際は、もう少し長い気がしますね。
カートリッジもタバコと変わらず20本で1箱ですから、ちょうど1箱分は吸えます。

『メリット』

・(フィリップモリス社いわく)健康被害が9割減で受動喫煙の心配なし
・タバコの臭いを撒き散らさない

『デメリット』

・味わいはタバコと若干異なる
・1箱のお値段は変わらないので、本体代金分だけタバコよりお金が掛かっている。
・連続喫煙(チェーンスモーク)は出来ない。喫煙具側をもうひとつ購入すれば別だが……。
・故障する可能性がある。とはいえ、半年の保障はあるが。
・持ち歩くこと、充電が必要なことが面倒。

『まとめ』

若干の面倒くささはありつつも、これも喫煙者の新しいスタイルと考えると、無くはないのかなと思います。
タバコを吸うことに肩身の狭さが無くなるならば、それでも良いのかもしれませんね。

嫌煙の時代にJTから廃作の薦め~タバコ農家の苦悩~

皆さんは、タバコがどのように生産されているか、ご存知でしょうか。

そもそもタバコというのは、ナス科の植物です。
ナスやトマト、ジャガイモなどと同じなんですよね。

品種もいくつかあり、黄色種、バーレー種、在来種と分けられています。
さらに細かく言うならば、ブライトエロー、バージニア、バーレー、つくば、たいへい、みにのく……などなど。
まるでコーヒーみたいですが、それだけ様々なものが栽培されているのです。

栽培地域は北海道と関東・関西の都市圏を除く、日本のほぼ全てです。
タバコ畑なんて見る機会は、そう無いですが、田舎では探せばあるものなんです。

タバコは約1年で栽培、収穫されます。
収穫物は、全てJT(日本タバコ)が買い上げ、その後2年かけて製品として加工されていきます。

今回は、その最初の1年を担当する、タバコ農家さんのお話です。

『日本のタバコ農家の事情』

タバコ農家は、バブル期に爆発的に増えたと聞きます。

バブルといえば、物がいくらでも売れた時代です。そして、大人はみんなタバコを吸っていました。
タバコの場合は売れ残る心配もありませんから、ほかのものを作っていた農家が転作することもあったようです。

しかし、今は嫌煙の世の中です。
一時期は、毎年数千万は儲けられたと聞きますが、現在は儲かっているタバコ農家でも2000~3000万ほどだろうとのことです。
そして、その大半は耕作機などの機材投資や、種や肥料など経費で消えるか、それとも人件費などで消えるか。
最終的に、売り上げの半分が手元に残れば御の字のようです。

また、JTは十年ほど前より、タバコ農家に廃作を薦め続けています。

その背景には、やはり嫌煙ブームと、タバコの販売高の減少があるのでしょう。
タバコ農家の全体数は、全盛期に比べて50%以下にまで減ったそうです。

(一方で、農家の高齢化が問題になっていますから、若手の新規就農も呼びかけていますが……)

タバコ農家の先行きは、暗そうですね。

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